『影のない女』苦難の2年半の時を超え、舞台芸術,パフォーミングアーツの完全復活を...『影のない女』といえば、ドイツオペラを代表するリヒャルト・シュトラウスの名作であり、これまで歴史的な“復活”を象徴するシーンで幾度も上演されてきました。今まさにアフターコロナの時代にふさわしい、舞台芸術・パフォーミングア...
『リゴレット』『トゥーランドット』二つの傑作オペラを持って来日—英国ロイヤル・オ...6月18日(火)、都内で英国ロイヤル・オペラ(ROH)の日本公演 開幕記者会見が開かれました。激しい雨の中で会場に着くと、登壇者たちの席が設えられた後ろの窓は一面の緑が雨に打たれ、最高の背景となっています。 時間になると...
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024《蝶々夫人》—プッチーニのオペラの本質を...兵庫県立芸術文化センターで佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024、プッチーニ作曲《蝶々夫人》を観てきました。観劇日は7月13日(土)。三連休初日ということで、東京駅、新大阪駅、いずれもすごい人人人!それに負けずに、西宮...
【インタビュー】鷲尾麻衣さん―イタリア・オペラあり、日本歌曲あり、モーツァルトも...8月17日(土)に横浜市のフィリアホールでリサイタルを開く鷲尾麻衣さん。インタビューのために初台のオペラスター・フォトスタジオに、大輪の花のような美しい微笑みを浮かべて現れました。 ーー この夏は今年で45回目となる「霧...
☆『ヴィオレッタ・メソード』予約申込受付中☆ヴィオレッタのアリア等の歌唱部分を歌うための新しく作られるメソード『ヴィオレッタ・メソード』。ヴィオレッタを初めて歌う方はもちろん、ヴェルディの他のオペラのアリア等にも応用が可能なように作られていますので、これからヴェル...
年柄年中オペラ漬け。<オペラ暦>2016年10月—新井巌(あらいいわお)【10月1日】今日は、フランスつながりが多い日です。 ●1684年、フランスの劇作家コルネイユ(ピエール・1606−)が、パリで亡くなっています。フランス古典劇の完成者で、オペラ化された作品も『ル・シッド』『ポリュート』...
香盛修平こと近藤修平の初プロデュース映画「にしきたショパン」が、オペラ発祥の地イ...ある時はオペラの舞台に!そしてある時は?オペラ・エクスプレスの気まぐれライター香盛(こうもり)修平からのお知らせです。まさにオペレッタ「こうもり」のファルケのように面白い出し物をご用意いたしました。 香盛修平(ペンネーム...
Tokyo Music Evening Yube―池袋の夕べを贅沢に堪能できる無...2020年11月1日(日)、世界的指揮者の西本智実とイルミナートフィルハーモニーオーケストラによる公募招待の野外クラシックコンサート<Tokyo Music Evening Yube>が、池袋西口公園の野外劇場「GLOB...
【立川市民オペラ2023プレイベント】立川市民オペラ合唱団特別公開練習~オペラの...イタリア人オペラ指揮者マッスィミリアーノ・ピッチョーリ氏を迎え、「カヴァレリア・ルスティカーナ」合唱部分の公開練習を行います。設立18年目となる立川市民オペラ合唱団は、現在も2023年3月の立川市民オペラ「カヴァレリア・...
0総力を挙げた「不可能」への挑戦―びわ湖ホール《ワルキューレ》びわ湖ホール「ワルキューレ」を観た。昨年のラインの黄金に続く「びわ湖リング」の第2弾だ。引き続きミヒャエル・ハンペ(演出)とヘニング・フォン・ギールケ(美術・衣装)のタッグが超現実的な世界を可視化し、ピットには沼尻竜典(...
0限界を設けない自由闊達な舞台―大田区民オペラ合唱団第二回定期公《演戴冠ミサ》&《ランメルムーアのルチア》抜粋日本はオペラが遅れているという見方をする人はいるが、必ずしもそうではないのではないかというのが筆者の私見である。特に歴史に名を遺す偉大な作曲家が、珠玉の台本に最高の音楽をつけて残す、オペラを、自国の文化ではないにもかかわ...
0METに降臨する新女王ミード!音楽の大伽藍、ロッシーニの《セミラーミデ》上演今年はロッシーニ没後150周年、世界中で重要プロダクションが上演されています。その中で早くも最高峰ではないかと思われる演奏が現れました。それがMETライブビューイングで公開される《セミラーミデ》です。 METの《セミラー...
0びわ湖ホールから 広がる新しい音楽祭「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭」とは?―――沼尻竜典インタビュー今年(2018年)からスタートする近江の春 びわ湖クラシック音楽祭。 この音楽祭は、同ホールの芸術監督をつとめる沼尻竜典のプロデュースによるもので、びわ湖ホールを拠点として、滋賀県各地でも多数の関連コンサートが開かれる。...
0善悪の二元論に待ったをかける―東京二期会《ローエングリン》東京二期会の「ローエングリン」を観た。2015年のR.シュトラウス「ダナエの愛」で好評を博した深作健太(演出)×準・メルクル(指揮)のコンビによる第2弾であり、ピットには東京都交響楽団が入った。 二期会のHPに掲載された...
0【公演情報】Camerata Project ⼩劇場オペラ《出雲阿国》千葉公演―4⽉7⽇(土)17:30 運河水辺公園 野外ステージ傾奇者の白は、純真 傾奇者の黒は、決意 傾奇者の朱は、赤くたぎる血 どうかあなたの血が 私の中にも流れますように— これまでに、RecontreConcerVol.1−東京都内音大生による室内楽−(2016年、ビッグハー...
02月の新日本フィル—大いなる独墺音楽の旅2月の新日本フィルの演奏会では、3シリーズを通してドイツ・オーストリアの作曲家のみが取り上げられた。期せずして、18世紀から20世紀までのドイツ音楽界をダイナミックに俯瞰するような趣となったのではないか。 トパーズとジェ...
0【公演情報】オペレッタ「チャールダーシュの女王」2018ver. ―2018年4月17日(火)・4月18日(水)あの公演が今年も帰ってくる!ついに5回目決定! 皆様の温かいご声援により、弊社の大人気公演となった「チャールダーシュの女王」 お陰様で今年度も公演を開催することとなりました。 今回は2018ver. として、主要キャスト...
0東敦子さんの蝶々夫人に寄す―この演奏に出会える歓び!日本人としてオペラに親しんでいることの喜びさえも感じさせる、価値ある一枚プッチーニのオペラ作品の魅力、その時の日差しを登場人物の目線になり切って感じることのできるある種のリアリティを帯びたファンタジーを感じられるところではないでしょうか。 他愛ない話、屈託のない笑顔、一途だからこそ熱くなって...
0新日本フィル・1月定期―「上岡流」ニューイヤー&ジャッドが魅せる音楽の愉しみ毎年恒例のニューイヤー・コンサートに続き、定期もニューイヤー?と言うなかれ。定期だからこそ実現出来た粋なプログラムであり、大いに意義があるものだろう。冒頭と〆にラヴェルの名品を置き、シュトラウス一家(あまり演奏されない作...
0ワーグナー協会 第395回 例会 「ローエングリン」特集1「深作 健太、《ローエングリン》演出を語る」より(後編)ワーグナー協会 第395回 例会 「ローエングリン」特集1「深作 健太、《ローエングリン》演出を語る」より(前編) 岡田: 映画監督の方のオペラ演出というと、やたら映像を使うというイメージがあります。 深作: 今回のスタ...
0ワーグナー協会 第395回 例会 「ローエングリン」特集1「深作 健太、《ローエングリン》演出を語る」より(前編)2018年、東京二期会と東京・春・音楽祭で相次いで「ローエングリン」の上演が予定されています。これに向けて、ワーグナー協会の1~3月の例会で、「ローエングリン」特集が企画されました。 本投稿では、1月27日に開催された「...
0楽都:仙台で心に響くベートーヴェンの《第九》(全4ページ)仙台市の東京エレクトロンホール宮城で《第九》の演奏会を聴きました。東北文化学園大学という、音楽大学ではない一般大学が主催して毎年おこなわれているコンサートです。指揮に飯森範親を迎えた仙台フィルハーモニー交響楽団の演奏で、...
0【速報】4本の新制作《魔笛》《紫苑物語》《フィレンツェの悲劇/ジャンニ·スキッキ》《トゥーランドット》新国立劇場 2018/2019シーズン ラインアップ発表された演目と日程を、速報でお知らせ致します。 計10演目のうち、4本は新制作(◎)、それ以外の公演は、レパートリー上演です。 魔笛(◎) 2018年10月3日(水)18時30分/6日(土)14時/8日(月・祝)14時...
0歌劇団Kamite 第二回公演 オペラ《ジャンニ・スキッキ》《ラ・ボエーム》歌劇団Kamite 第二回公演 プッチーニ作曲 オペラ《ジャンニ・スキッキ》 《ラ・ボエーム》 (字幕付・原語上演) 日時:2018年1月20日(土...
0「絶望」は「祈りと鎮魂」に昇華したのだろうか。 細川俊夫の『嘆き』によせて。―――シャルル・デュトワ指揮 NHK交響楽団2017横浜定期演奏会 12月16日、みなとみらいホールのNHK交響楽団定期演奏会に出かけた。 指揮はシャルル・デュトワ、ソリストとしてアンナ・プロハスカを迎え、『ハイドンの交響曲85番「王妃」』、細川俊夫の『ソプラノとオーケストラ...
0新日本フィル10月定期・11月定期―上岡音楽監督の2公演&D. R. デイヴィスの職人芸新日本フィル10月のジェイド・シリーズは、日本・デンマークの外交関係樹立150周年を祝した美しいプログラム。新日本フィルの上岡音楽監督は2016/2017シーズンよりコペンハーゲン・フィル首席指揮者も兼任しており、まさに...
0オペラ・エクスプレス☆彡2017年ご愛読ありがとうございました♪よく読まれた記事ランキングTOP10の発表です2017年も残すところ、あとわずかとなりました。 オペラ・エクスプレス毎年末恒例の、「今年最も良く読まれた記事トップ10」の発表です。 マスタークラスのレポートが、大変好評でした。やはり皆さん、技術の向上には興味があるの...
0結末は、お決まりの大団円。心あたたまる展開。—――《セヴィリアの理髪師の結婚》モーツァルトの「フィガロの結婚」とロッシーニの「セヴィリアの理髪師」をつなげて、一つの物語として上演するという斬新な企画、「セヴィリアの理髪師の結婚」。 物語は、伯爵夫人(=ロジーナ)が軸になって、過去を回想する形で話が...
0オペラ夏の祭典 2019-20 Japan⇔Tokyo⇔World―――2019年に「トゥーランドット」、2020年に「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を上演東京文化会館と新国立劇場による共同制作「トゥーランドット」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」についての記者会見が行われました。 発表された日程は以下の通りです。 2019年 トゥーランドット 7月12日(金),13日...
0京響×豪華キャストが魅せた「カルメン」の深層―京都市交響楽団 meets 珠玉の東アジア広上淳一×京都市交響楽団(以下京響)への声援が、いま熱い。その高い演奏水準が評価され、2015年にはコンビで第46回サントリー音楽賞を受賞した。東京在住の筆者は必ずしもこのオーケストラの演奏を定点観測的に聴いてきたわけで...
0オペラ「不思議の国のアリス」人気の秘密とは!?—――12月16日、横浜みなとみらいホールで上演が行われます12月16日に、横浜みなとみらいホールの小ホールで上演が予定されている、オペラ「不思議の国のアリス」。 2003年の初演以来、途切れることなく繰り返し上演されているという人気オペラです。今年の3月にも、びわ湖ホール声楽ア...
0【公演まであと1ヵ月をきりました!】 さわかみオペラ芸術振興財団からはじまる 最高の音楽の旅へVol.1 オペラ「椿姫」 セミ・ステージ ハイライト形式公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団からの公演情報です。 さわかみオペラ芸術振興財団からはじまる最高の音楽の旅へVol.1 オペラ「椿姫」セミ・ステージ ハイライト形式 2017年12月27日(水) 18時30分(開場...
012月9日より全国順次公開!映画『新世紀、パリ・オペラ座』のステファン・リスナー総裁に、劇場が若返る秘策を聞いてみました!パリ・オペラ座に潜入し一年半の撮影をして完成したドキュメンタリー映画『新世紀、パリ・オペラ座』が、12月9日より、Bunkamura ル・シネマ他で、全国順次公開となります。今回は日本公開に先立ち配給元のギャガさんがリス...
0ねたバレ注意! 東京二期会オペラ劇場《こうもり》は、最高の喜劇だけど、ちょっぴり悲しい!?11月26日まで、日比谷の日生劇場で上演されている、東京二期会のオペレッタ《こうもり》、11月22日の初日を拝見させて頂きました。 《こうもり》は、日本でもお馴染みの演目ですね。私もこれまでにいろいろな演出で見せて頂いて...
0藤木大地(カウンターテナー) CD「死んだ男の残したものは」発売記念 特別インタビューQ:初めてのソロCD発売おめでとうございます。藤木さんの音楽性と感性がくっきりと表現されている素晴らしいアルバムだと思いました。 A:ありがとうございます。 Q:内容もユニークで、共演している方々も素晴らしいですけれども...
0《こうもり》の稽古場をチラ見―――フロッシュ役・イッセー尾形さんのコメントもあるよ~♪11月22日(水)~26(日)の間に、日生劇場で行われる、東京二期会のオペレッタこうもり。この《こうもり》は、ベルリン・コーミッシェ・オーパーのダクション。東京では、歌はドイツ語、台詞は日本語で上演されます。 コーミッシ...
0《ポッペアの戴冠》を体感するチャンスは2回!!!11月23日(東京オペラシティ)、25日(神奈川県立音楽堂)で今年生誕450年を迎える作曲家、クラウディオ・モンテヴェルディ。彼の晩年の傑作、オペラ《ポッペアの戴冠》が、11月23日に東京オペラシティコンサートホールで、25日には神奈川県立音楽堂で演奏会形式で上演されます。 公演の...
0オペラ『cosi fan tutte』日本語版! 劇団おとみっく公演 おぺら「コジファン・ゲーム」オペラ『cosi fan tutte』日本語版! 劇団おとみっく公演 おぺら「コジファン・ゲーム」 【作曲】W.A.モーツァルト 【原作】L.ダ・ポンテ 【演出・台本・歌詞】大石哲史(オペラシアターこんにゃく座) 天才音...
0第22回福田美佳ソプラノリサイタル 金沢公演/11月10日(金) 石川県立音楽堂 交流ホール(お寄せ頂きました公演情報を、そのまま掲載致します) オペラ大阪の設立者であり代表のオペラ歌手、福田美佳はイタリア正統派ベルカントを継承しており、日本各地にベルカントの響きを蒔きたいという思いで長年演奏して参りました。イ...
09月の新日本フィル演奏会回顧―2017/18シーズン開幕!新日本フィルの2017/18シーズンが始まった。開幕公演は上岡音楽監督の指揮で、マーラー「交響曲第5番」をメインとしたプログラム。前半のベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」は、デジュー・ラーンキの独奏、オケ共々親密で柔ら...
011月18日より、METライブビューイングの2017-2018年シーズンが始まります! 今シーズン10演目の見所、聴き所をチェックしてみました。11月18日(土)より上映が開始される、METライブビューイングの2017-18シーズン。豪華10演目のラインナップを紹介致します。 ラドヴァノフスキーの《ノルマ》 今シーズンのメトロポリタン歌劇場のオープニング演目はベ...
0【公演情報】NISSAY OPERA 2018/モーツァルト・シリーズ日生劇場開場55周年記念公演のモーツァルト·シリーズの公演情報です。 魔笛 (ドイツ語歌唱・日本語台詞) 2018年6月16日(土),17日(日) 指揮:沼尻竜典 演出:佐藤美晴 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団 ...
0Camerata Project ⼩劇場オペラ《出雲阿国》Camerata Project ⼩劇場オペラ《出雲阿国》 〈島根公演〉 【⽇時】2017年11⽉3⽇(⾦)14:00 開演(13:30 開場) 【会場】ビッグハート出雲 ⽩のホール(〒693-0008 島根県出雲市駅南...
0第22回福田美佳ソプラノリサイタル 秋田公演/10月27日(金) 秋田市文化会館 小ホール(お寄せ頂きました公演情報を、そのまま掲載致します) オペラ大阪の設立者であり代表のオペラ歌手、福田美佳はイタリア正統派ベルカントを継承しており、日本各地にベルカントの響きを蒔きたいという思いで長年演奏して参りました。イ...
0オペラ学研究会第5回例会(10月18日17-20時)オペラ学ワークショップ・越境とアマルガム"19世紀の首都”パリのオペラ文化オペラ学研究会第5回例会 オペラ学ワークショップ 越境とアマルガム "19世紀の首都”パリのオペラ文化 日時:10月18日(水)17:00-20:00 場所:早稲田大学(早稲田キャンパス)8号館1階104教室 聴講無料・...
0新国立劇場 開場20周年記念特別公演《フィデリオ》の制作発表が行われました10月12日、新国立劇場にて、開場20周年記念特別公演「フィデリオ」の制作発表が行われました。 (写真左より)ダニエル・ウェーバー氏(ドラマツルグ)、カタリーナ・ワーグナー氏(演出)、ステファン・グールド氏(フロレスタン...
0崇高なる芸術、マリエッラ・デヴィーアのノルマ藤原歌劇団の《ノルマ》を観劇しました。ベルカント・オペラのレパートリーで最も難しいといわれるノルマ役を、オペラ界の至宝マリエッラ・デヴィーアが歌い、磨き抜かれた〈声による芸術〉を堪能しました。 ノルマ役は19世紀最高と言...
010/11東京オペラシティで開催される、イタリア・オペラにこだわったリサイタル―――西村悟さんインタビュー(全4ページ)平成25年度の五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、イタリアで研鑽を積んだテノール、西村悟(にしむらさとし)さん。10月11日(水)には、山田和樹さん指揮の日本フィルとともに東京オペラシティコンサートホールでリサイタルを行...
0デスピノーサが語る《蝶々夫人》への深い慈しみと優しいまなざし!―――二期会プレ・マチネ《蝶々夫人》トーク&コンサート10月6日から10日にかけて上演される、東京二期会オペラ劇場《蝶々夫人》。 その本公演に先駆けて、オペラの世界を楽しく知って頂こうという、トーク&コンサートが行われました。 前半は、《蝶々夫人》の公演を指揮する、...
0ますます深みを増す「わ」の会がおくる「神々の黄昏」―「わ」の会コンサートvol.4 レポート8月24日、北とぴあのつつじホールにて行われた「わ」の会の第4回公演を聴いた。本公演のリハーサル取材の模様はこちら。 複数作品の名場面の抜粋から、昨年の「1幕丸ごと」(『トリスタンとイゾルデ』第2幕)と来て、今回はいよい...
0「時(Die Zeit)」を一つのキーテクストとして。その背景には21世紀の今という時代が存在する―――バイエルン国立歌劇場来日公演「タンホイザー」によせてバイエルン国立歌劇場来日公演「タンホイザー」初日に行く。 今回の公演はこの5月の新演出によるもので、その大胆な演出は大きな話題を呼び、その後ネットでも公開され、期待も大きかった演目である。 まず、やはりペトレンコの音楽に...
0全ての作品の到達点は観客である―――シルヴィア・コスタ講演会「イメージの求心力:アイディアを舞台上に具現化する方法」についての”ノート”バイエルン国立歌劇場の来日公演《タンホイザー》の初日を2日後に控えた9月19日、シルヴィア・コスタ氏による講演会が、イタリア文化会館で開催された。 コスタ氏は、演出家ロメオ・カステルッチ氏の右腕として活動され、2006年...
0ワーグナー芸術に魅せられる「祝祭」の場―愛知祝祭管弦楽団「ワルキューレ」愛知祝祭管弦楽団の名前を最初に聞いたのは、2014年に演奏されたブルックナー「交響曲第8番」(福島章恭さん指揮)のCDだった。悠揚迫らぬ運び、指揮者の解釈を実現する渾身の演奏に驚いたものである。そして昨年、この団体は「ラ...
0応募締切:2017年9月30日(土)!2018年1月に島根県益田市の「グラントワ」で開催される、美しい日本の歌を深める合唱の総合イベント《グラントワ・カンタート2018》。 合唱を愛する多くの方々と一...2018年1月5日(金)~8日(日)の、三日間にまたがる合唱の総合イベント、《グラントワ・カンタート2018》。 1月5日は「まなぶ」レクチャー 1月6日は「あゆむ」合唱コンクールと「つなぐ」交流会 1月7日は三日間の集...
0初来日の指揮者ペトレンコも出席。音楽と向き合う上での信条を語る―――バイエルン国立歌劇場2017年日本公演開幕記者会見東日本大震災の起きた2011年以来、6年ぶりに実現するバイエルン国立歌劇場7回目の来日公演。 今回は、ワグナー作曲『タンホイザー』(指揮:キリル・ペトレンコ、演出:ロメオ・カステルッチ)とモーツァルト作曲『魔笛』(指揮:...
0METライブビューイング アンコール2017上映記念トークイベント―――万里生効果で若返る東劇!映画館でオペラの人気演目をイッキ見! METライブビューイング アンコール上映2017 8月5日より、東銀座の東劇で上映されている、METライブビューイングのアンコール上映。最新の2016-17シーズンと、過去10シーズ...
02017/18 シーズン開幕直前!6-7 月の新日本フィル演奏会回顧【後編】2017年9月の新日本フィル新シーズン開幕に先駆けて、先シーズン末の演奏会を振り返る。前編はこちら。今回は上岡敏之音楽監督指揮による7月2公演を特集したい。 2016/17シーズンから「ルビー」と名を変えた金曜・土曜のア...
02017/18シーズン開幕直前!6-7月の新日本フィル演奏会回顧【前編】2017年9月、新日本フィルハーモニー交響楽団の新シーズンが開幕する。上岡敏之音楽監督の2期目となる注目のシーズン開幕に先駆け、先シーズン6月・7月の演奏会を2号に分けて特集したい。 まずは6月、以前「クラシックの扉」(...
0第22回福田美佳ソプラノリサイタル 京都公演/9月15日(金) ロームシアター京都 ノースホールオペラ大阪の設立者であり代表のオペラ歌手、福田美佳はイタリア正統派ベルカントを継承しており、日本各地にベルカントの響きを蒔きたいという思いで長年演奏して参りました。イタリアの歌劇場で本物を聴く清々しさ、豊かさを懐かしんで...
0ワーグナー『神々の黄昏』の魅力をギュッと凝縮!―「わ」の会コンサートvol.4 リハーサルレポート8月24日に開催される、「わ」の会第4回公演のリハーサルを取材してきました。昨年は「トリスタンとイゾルデ」第2幕全曲演奏(カット無し)をメインとしたプログラムを取り上げ、大好評を博した「わ」の会。その公演は「音楽の友」誌...
0ありそうでなかった新感覚!?名作オペラ2作品を、大胆に再構築「セヴィリアの理髪師の結婚」。空白の三年間から見えてくる真実とは——。オペラと言えば「フィガロ」。 「フィガロ」と言えばオペラ。 ・・・というほどに、「フィガロの結婚」は、オペラの代名詞ともいうべき作品です。一方の「セヴィリアの理髪師」。こちらも、オペラファンならずとも、知らぬものとてない...
0オペレッタ「Missシカゴ公爵」2017年11月8日(水)・9日(木)Musica Celeste 第10回記念本公演&浅草オペラ100周年記念事業第3弾 オペレッタ Missシカゴ公爵 Die Herzogin von Chicago エメリッヒ・カールマーン作曲 Emmeric...
0マエストロ バッティストー二が大いに語る!Bunkamura『オテロ』から『オペラの楽しみ方』まで!!5月27日、現代イタリアを代表する若手指揮者の一人であるアンドレア・バッティストーニ氏による講演会が開かれました。これまで二期会で数々のヴェルディのオペラを指揮してきたバッティストーニ氏ですが、今年9月にはBunkamu...
0オペラ学研究会 第3回例会 《椿姫》連続講座( 第3回) のご案内《椿姫》=「オペラのなかのオペラ」 の意味するもの(その2) Ⅰ オペラのレパートリー作品と 《椿姫》 Ⅱ 《椿姫》 研究の鍵を握る 10 の課題 2017年8月2日(水)18時~20時 早稲田大学(早稲田キャンパス)8...
0【速報】東京二期会 2018/19 シーズンラインアップ本日(7月26日)行われた、東京二期会 2018/19 シーズンラインアップより。 速報で、演目と上演日をお伝え致します。 ~2018年~ ローエングリン(新制作) 2018年2月21日(水)/22日(木)/24日(土)...
0終焉の美学に酔いしれて「ばらの騎士」ゲネプロレポート―――7月26,27,29,30日に東京文化会館で上演されます今夏、縁あって「ばらの騎士」づいている筆者。この初夏に幕を下ろしたメトロポリタンオペラの昨シーズンの集大成、ライブビューイングに感動したという人は何やら私の周りにも少なくない。そして二期会がこの夏、創立65周年を記念して...
0《ばらの騎士》直前予習にいかが??オススメの情報をまとめ読み!オペラのあらすじも付いてます。オペラ初心者の皆さんに朗報! 日本語さえわかれば、オペラは必ず理解できます(^^♪ 日本国内で上演されるオペラのほとんどには、字幕がついています。映画館で、洋画鑑賞をされるのと同じ感覚で、劇場に出掛けてみませんか。 知っ...
0薮田翔一歌曲集&『椿姫』ハイライトコンサート2017年8月4日(金)19時 三鷹市芸術文化センター 風のホール 料金:当日 SS席 6,000円/S席 5,000円/A席 4,000円/学生席 1,000円 前売 SS席 5,000円/S席 4,000円/A席 3...
0Le Voci 《愛の妙薬》―――オペラの最も大切な要素〈歌〉に対する優れた感覚と、楽譜に忠実で情熱的な音楽作りかつしかシンフォニーヒルズでLe Vociさん公演のドニゼッティ《愛の妙薬》を観てきました! 主宰は指揮者の安藤敬。演出は奥村啓吾。2014年にやはりドニゼッティの《ルチア・ディ・ランメルモール》に接して以来、Le Vo...
0Maria Seirenと一緒にオペラに出よう! <マリアセレン混声合唱団参加者募集>大好評のマリアセレン主演の新作オペラ 「哀しみのシレーナ~禁断の恋~」 に 合唱団として あなたも出演しませんか? 【応募締切】7月末 【募集人員】 60 人 【参加資格】プロ・アマ問わず ①高校生以上の男女(経験不問)...
0大阪のフェスティバルホールのみで上演!——―バーンスタイン『ミサ』ゲネプロより。本番は7月14日(金),15日(土)の2回、残席僅か!バーンスタイン『ミサ』、本日行われたゲネプロを観てきました。本番は明日14日(金)と15日(土)の2回、大阪のフェスティバルホールのみで上演です。チケットはかなり残り少なくなっているとのこと! 現代音楽、教会合唱音楽、ベ...
0オペラ歌手たち、オペラ関係者たちが集い、華やかに!「東京オペラプロデュース定期公演100回記念式典」が開かれました昨日(2017年7月12日)ホテルメトロポリタン池袋にて、「東京オペラプロデュース定期公演100回記念式典」が開かれました♪ 60人以上のオペラ歌手たちが集結しての華やかなミニコンサートは、まさに圧巻の一言でした。 これ...
0【上映会】オペラ歌手 岡村喬生三部作現在85歳で現役で国際的にご活躍されているオペラ歌手、岡村喬生さんのドキュメンタリー映画3部作の上映会が、日比谷で行われます。 岡村喬生 三部作上映会 日時:2017年7月9日(日) 10時30分~(開場は10時15分の...
0グラミー賞のトロフィーを6月15日まで展示!東京スカイツリーに行ってみよう―――セイジ・オザワ 松本フェスティバル特別展セイジ・オザワ 松本フェスティバル特別展が、東京スカイツリー5Fの、「Beautiful NIPPON」全国観光PRコーナーで行われています。 グラミー賞のトロフィーや賞状、写真の展示の他、過去の公演映像を流すスクリーン...
0ステファン・フュジェ 声楽・指揮法・チェンバロ マスタークラスパリ市立音楽院古楽科・コレペティトゥア科の教授を務め、クリストフ・ルセ、ジャン=クリストフ・スピノジ、マルク・ミンコフスキといった指揮者のアシスタントとして、またコレペティトゥアとして活躍中のステファン・フュジェ氏による...
0一番早く夜が明けるころに見る甘美な夢。METライブビューイング2016-17のフィナーレを飾る「ばらの騎士」を、オペラ歌手・森谷真理さんのトーク付きで!一番早く夜が明けるころに見る甘美な夢のようなひと時。 絶対にライブビューイングで観ておいた方がいい今シーズンのラストを飾るMETのばらの騎士。 日々忙殺されていると、時にとんでもない損失を生じることがあります。今シーズン...
0オペラ全盛時代の極秘テクニックをお教えします―――サルバベルカント オペラマスタークラス 代表: 峯川 知子美しきベルカントの継承者へ。 あなたの人生の新たな幕が上がります。 『サルバベルカント』とは、私の亡き師のアントニオ サルバドーリのサルバと、イタリアの伝統唱法ベルカントを合わせた造語です。ベルカントとは、Bel Can...
0【ソリスト募集】オペラ《ルサルカ》バウムクーヘン室内管弦楽団第7回定期公演●公演日時&会場 2018年1月6日(土)/三鷹市公会堂・光のホール ●演目 バウムクーヘン室内管弦楽団第7回定期公演“ニューイヤー・オペラ” A.ドヴォジャーク“ルサルカ”~演奏会形式・室内オーケストラ版・原語上演 ●...
0ワーグナー×ブルックナーの親交―5月の上岡敏之×新日本フィル4月定期でブラームスとドヴォルザークの親交を描いた上岡敏之×新日本フィルが、5月定期ではブルックナーとワーグナーの親交をプログラムにして見せた。それも、ただ字面や歴史的経緯の関係性を紐解いただけではなかった。演奏における...
0スペインの知匠が導くラテン・プロ―――新日本フィル・4月ルビー今回の新日本フィルのルビー・シリーズは、スペインおよびスペイン語圏にまつわる3曲を取り上げる。ドイツ・オーストリア音楽が「王道」と捉えられがちな日本のクラシック音楽界において、こういったスペイン物(英国物にも同じことが言...
0オペラで愛まSHOW!■番外編その13■香盛(こうもり)修平のたわけた一日~東京オペラ・プロデュース《ベルファゴール》2017年2月5日公演 観劇して感激レポート連載の他に「オペラ観劇して感激した!」といった話を不定期につぶやきます。題して「香盛(こうもり)修平のたわけた一日」 東京オペラ・プロデュース《ベルファゴール》 2017年2月5日公演 観劇して感激レポート オペラ都市「...
0鷲尾麻衣デビューアルバム「マイ・ワールド ―Mai World―」―――「優しさ」をテーマに、疲れている時の癒しになるような、そんなアルバムになればという願いで作りましたオペラ、ミュージカル、オーケストラコンサートなど、多方面でご活躍の鷲尾麻衣さんのデビューアルバムが、オクタヴィアレコードから発売されました。 アルバムについてのこと、そして、鷲尾さんが歌手の道を志したきっかけや今後のご予...
0「ギリギリまで自分の演奏を追い込んで。その先にあなたの表現が見えてくるでしょう。」―――ファビオ・ルイージ オペラアリア・マスタークラス世界でも有数のオペラ指揮者が公開でオペラアリアの歌唱を指導する機会などそうあるものではない。その指揮者がファビオ・ルイージであればなおさらだ。彼は現在チューリッヒ歌劇場の音楽総監督とメトロポリタン歌劇場の首席指揮者(今シ...
0ブラームス×ドヴォルザーク、ニ調の楽に寄す―4月の新日本フィル TOPAZソリストのアンコールまで含めて、演奏会全体をひとつの弧のように設計する―これが、上岡敏之×新日本フィルの面白さの一端である。以前レポートした昨年9月の定期演奏会もそうだった。今回の4月トリフォニー定期は、大曲2品をただ並...
0上岡敏之を音楽監督に迎え、進化を続ける新日本フィルの新シーズン。「映画で言えばハリウッドではなくヨーロッパのそれ」今シーズンから上岡敏之を音楽監督に迎えた新日本フィルハーモニー交響楽団最初のシーズンは現在も進行中だが、彼が監督に就任したことで演奏会に登場する回数も増えて、新日本フィルハーモニー交響楽団のサウンドは明らかに変化した。で...
0学生券を公演当日に1,000円で販売!ますます身近に、気軽に楽しめるシリーズ―――ミューザ川崎シンフォニーホールと東京交響楽団による「名曲全集」の新シーズンが4月16日に開幕ミューザ川崎シンフォニーホールと東京交響楽団による名物企画、「名曲全集」の新シーズンが4月16日に開幕した…と言っても閉幕が3月末のことだから、年度の変わり目以上の意味はないかもしれない。しかし今回から、学生券を公演当日...
0【インタビュー】脇園彩(藤原歌劇団公演《セビリャの理髪師》ロジーナ役)―――舞台は究極のコミュニケーション。お客さんも含めて皆が一体になる。それは日常には無いものです。藤原歌劇団の《セビリャの理髪師》公演で4月29日にロジーナを歌う脇園彩さん。ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルやミラノ・スカラ座にも出演している注目のメゾ・ソプラノです。帰国中の脇園さんにインタビューしました...
0フェスタサマーミューザ2017―――プログラムを読み解くさて先日ラインナップ記者発表の模様をお伝えしたフェスタサマーミューザ2017だが、今回はそのプログラムを深く見ていこう。この”夏祭り”の中心となるのは”首都圏のオーケストラが一つの会場で連日演奏する”という、イギリスの「...
0インバルが古豪と紡ぐ「現在進行形」の音楽—ベルリン・コンツェルトハウス管来日公演旧東ドイツのベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団(旧・ベルリン交響楽団)が12年ぶりに来日した。かつて巨匠クルト・ザンデルリングに率いられ、2012年よりイヴァン・フィッシャーが首席指揮者を務めている。今回は彼とではなく...
0作曲家シベリウスの生涯を俯瞰する、オール・シベリウス・プログラム―――ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集第125回ミューザ川崎シンフォニーホールと東京交響楽団によるシリーズ「名曲全集」は、ホールの開館以来”名曲”の定義を毎回問い直し、その意味合いを拡大して開催されてきた。第125回は3月26日(日)に、作曲家シベリウスの生涯を俯瞰す...
0レスピーギのローマ三部作で2016/17シーズンが終了。創立70周年を祝ってきた東京交響楽団が、大きな区切りを華々しくフィナーレ!創立70周年を祝ってきた東京交響楽団の2016/17シーズンも、本拠地で開催された3月18日の川崎定期演奏会をもって主催公演を終了した。ひとつの、しかし大きな区切りを華々しく飾るのに選ばれたのは、これほど祝祭的な雰囲気を...
0首席指揮者アンドレア・バッティストーニのトークを交えた演奏会。東京フィル2016-17シーズンの締めくくり「平日午後のコンサート」東京フィルハーモニー交響楽団の「休日」「平日」とそれぞれ年6回ずつ開催されている「午後のコンサート」シリーズの人気の秘密は、東京フィルの充実した演奏に指揮者のトークを交えることで、より気軽にクラシック音楽に親しめるものだ...
0川端康成のオブセッションを共有。視覚、聴覚を常に刺激してくる舞台―――オペラ「眠れる美女~House of the Sleeping Beauties~」12月10日、11日の両日、オペラ「眠れる美女」の初演が東京文化会館大ホールで行われた。東京文化会館の開館55周年、そして日本ベルギー友好150周年を記念して上演された本作品は、直前に公開されたリハーサル(先日のレポート...
0「音楽のまち・かわさき」の夏、約三週間にわたる連日の”競演”―――フェスタサマーミューザ2017のラインナップが発表年度も押し迫った3月29日の午後、ミューザ川崎シンフォニーホールにて恒例となった夏の音楽祭、フェスタサマーミューザ2017のラインナップ記者発表会が開催された。この日の会見には「音楽のまち・かわさき」を代表して福田紀彦川...
0日本を代表する名歌手が集い、「びわ湖リング」が始動―びわ湖ホールプロデュースオペラ「ラインの黄金」どのオペラハウスにとっても、ワーグナーの「ニーベルングの指環」全4部作を上演するというのは悲願である。音楽・演出ともに、劇場の総力が問われる大作であるからだ。 これまでも「トリスタンとイゾルデ」「タンホイザー」「ワルキュ...
0光と闇の転調を生かし、宮澤賢治の世界を表現―――オペラシアターこんにゃく座「想稿・銀河鉄道の夜」個人的な話で恐縮だが、宮沢賢治の世界、昔正直苦手だった。呼応するものすべて人間関係や、自然現象など「どうしてそこで!!」と不可解に思うことが少なくなかったからである。 しかし最近、その部分が岩手の風土に培われたものであり...
0オペラで愛まSHOW!■番外編その12■香盛(こうもり)修平のたわけた一日~藤原歌劇団《カルメン》2017年2月4日公演 観劇して感激レポート連載の他に「オペラ観劇して感激した!」といった話を不定期につぶやきます。題して「香盛(こうもり)修平のたわけた一日」 藤原歌劇団 《カルメン》2017年2月4日公演 観劇して感激レポート &n...
0運命の赤い月。大人気のマエストロ 山田和樹が、初のオペラに挑む―――藤原歌劇団公演《カルメン》へのViva Operaツアー藤原歌劇団の《カルメン》公演に行ってきました!前回の《愛の妙薬》に引き続きインターネット・ラジオOTTAVAさんとの共同企画第3弾で、リスナーさん達5名とOTTAVAのプレゼンター斎藤茂さんと一緒です。リスナーさんの構成...
0【公演情報】G.プッチーニ「ラ・ボエーム」 全幕原語上演・字幕付きCamerata Project主催 G.プッチーニ ラ・ボエーム 全幕原語上演・字幕付き 日時:2017年3月23日(木) 18時30分開場 19時開演 場所:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール チケット:全席自由1,8...
0東京二期会オペラ劇場《トスカ》―――初演時の背景、衣装を再現し、作品をローマに”還し”、ドラマも”本来の姿”に戻されたのではないか今シーズンの「東京二期会オペラ劇場」最終作はプッチーニの代表作の一つ「トスカ」。2017年2月15日から19日まで、東京文化会館大ホールで開催された公演の最終日、19日の公演についてレポートしよう。 オペラ「トスカ」は1...
0練達の名匠2人が贈るオール・ポーランド・プログラム―2月の新日本フィル・トリフォニー定期多様なプログラムが躍る近年のオーケストラ界にあっても、演奏会の全てをポーランド人作曲家が埋めるという催しはほとんどないと言って良いだろう。況してやそれらの音楽の紹介において、同郷の名匠が旗手となってくれるというのは実に貴...
03月20日上演の白河版オペラ《魔笛》杉山洋一氏(音楽監督・編曲・指揮)へのメール・インタビュー/ストーリーを日本に移し、地元のアーティスト、子供たちなども参加する、白河文化交流館コミネス開館記念事業古代と現代が織りなす和洋融合の本格グランド・オペラ。福島県白河市に昨年11月にオープンした白河文化交流館コミネスで開館記念事業としてモーツァルト作曲《魔笛》が上演されます。《魔笛》のストーリーを日本に移した FUKUSH...
0ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン「イル・トロヴァトーレ」―――四人の歌手たちの饗宴!息つく暇もないヴェルディの名旋律の数々「ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」の新作は、ヴェルディの傑作「イル・トロヴァトーレ」だ。デイヴィッド・ベッシュによるプロダクションの再演が、3月3日(金)から各地で順次公開される。 この有名なオペラのストーリー...
0「蝶々夫人」論、演技・演出論の”ノート”―――中央大学人文科学研究所主催公開講演会「演出家・笈田ヨシ、《蝶々夫人》を語る」「全国共同制作プロジェクト」として金沢、大阪、高崎、池袋と全国四箇所五公演が開催されたプッチーニの歌劇「蝶々夫人」は、19日(日)に池袋の東京芸術劇場で千秋楽を迎えた。俳優、演出家としてフランスを中心に活躍する笈田ヨシに...
0東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ第95回・プロコフィエフのカンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」———知られざる作品の真価を示す上演1月21日に東京オペラシティコンサートホールで開催された「東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ第95回」は、ロシアとソヴィエトの音楽による”物語”プログラムだった。東京交響楽団の正指揮者として長く共演を重ねる飯森範親は...
0賭けて、すべてを失った。一人の女性の生き方を描くドラマ———高崎の創造舞台芸術 自主制作オペラ《蝶々夫人》全国共同制作プロジェクトとして各地を巡演している、笈田ヨシの演出によるプッチーニの歌劇「蝶々夫人」は、金沢、大阪での上演を経て2月4日(土)に第三の公演地、高崎に来た。会場はアントニン・レーモンドによる名建築としても知ら...
0「原点回帰」。1900年1月にローマ歌劇場で行われた初演のプロダクションに遡り、作品そのものの真の姿に迫る———東京二期会オペラ劇場《トスカ》2月15日(木)に開幕昨年来「ラ・ボエーム」、「蝶々夫人」と上演が続くプッチーニのもう一つの代表作、「トスカ」が東京二期会により上演される。2月15日(木)に開幕する今回の舞台は、意外なことに東京二期会としては1991年以来となるという。 今...
0両声ボーカリストのマリアセレンさんが、男女2役を演じる新作オペラ「哀しみのシレーナ~禁断の恋~」が上演されましたカウンターテナーとテノールを使い分ける両声ボーカリストのマリアセレンさんが、男女2役を演じる新作オペラ「哀しみのシレーナ~禁断の恋~」が、新橋のヤクルトホールで上演されました。 ストーリーは、人魚のギリシャ神話をもとにし...
0美しい舞台に粒ぞろいのキャストで最終上演!長く愛され続けてきた看板演目の見事なフィナーレ―――英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン「ホフマン物語」「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」、オペラの三作目はオッフェンバック最晩年の大作「ホフマン物語」だ。物語は、主人公の恋人が出演するオペラ「ドン・ジョヴァンニ」が引けるのを待つ酒場で、過去の愛を振り返る形で展...