オペラ・エクスプレス

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オペラ・エクスプレスの記事一覧( 2 )
2月の新日本フィル—大いなる独墺音楽の旅

2月の新日本フィル—大いなる独墺音楽の旅

2月の新日本フィルの演奏会では、3シリーズを通してドイツ・オーストリアの作曲家のみが取り上げられた。期せずして、18世紀から20世紀までのドイツ音楽界をダイナミックに俯瞰するような趣となったのではないか。 トパーズとジェ...
東敦子さんの蝶々夫人に寄す―この演奏に出会える歓び!日本人としてオペラに親しんでいることの喜びさえも感じさせる、価値ある一枚

東敦子さんの蝶々夫人に寄す―この演奏に出会える歓び!日本人としてオペラに親しんでいることの喜びさえも感じさせる、価値ある一枚

プッチーニのオペラ作品の魅力、その時の日差しを登場人物の目線になり切って感じることのできるある種のリアリティを帯びたファンタジーを感じられるところではないでしょうか。 他愛ない話、屈託のない笑顔、一途だからこそ熱くなって...
楽都:仙台で心に響くベートーヴェンの《第九》(全4ページ)

楽都:仙台で心に響くベートーヴェンの《第九》(全4ページ)

仙台市の東京エレクトロンホール宮城で《第九》の演奏会を聴きました。東北文化学園大学という、音楽大学ではない一般大学が主催して毎年おこなわれているコンサートです。指揮に飯森範親を迎えた仙台フィルハーモニー交響楽団の演奏で、...
9月の新日本フィル演奏会回顧―2017/18シーズン開幕!

9月の新日本フィル演奏会回顧―2017/18シーズン開幕!

新日本フィルの2017/18シーズンが始まった。開幕公演は上岡音楽監督の指揮で、マーラー「交響曲第5番」をメインとしたプログラム。前半のベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」は、デジュー・ラーンキの独奏、オケ共々親密で柔ら...
Camerata Project ⼩劇場オペラ《出雲阿国》

Camerata Project ⼩劇場オペラ《出雲阿国》

Camerata Project ⼩劇場オペラ《出雲阿国》 〈島根公演〉 【⽇時】2017年11⽉3⽇(⾦)14:00 開演(13:30 開場) 【会場】ビッグハート出雲 ⽩のホール(〒693-0008 島根県出雲市駅南...
崇高なる芸術、マリエッラ・デヴィーアのノルマ

崇高なる芸術、マリエッラ・デヴィーアのノルマ

藤原歌劇団の《ノルマ》を観劇しました。ベルカント・オペラのレパートリーで最も難しいといわれるノルマ役を、オペラ界の至宝マリエッラ・デヴィーアが歌い、磨き抜かれた〈声による芸術〉を堪能しました。 ノルマ役は19世紀最高と言...
「時(Die Zeit)」を一つのキーテクストとして。その背景には21世紀の今という時代が存在する―――バイエルン国立歌劇場来日公演「タンホイザー」によせて

「時(Die Zeit)」を一つのキーテクストとして。その背景には21世紀の今という時代が存在する―――バイエルン国立歌劇場来日公演「タンホイザー」によせて

バイエルン国立歌劇場来日公演「タンホイザー」初日に行く。 今回の公演はこの5月の新演出によるもので、その大胆な演出は大きな話題を呼び、その後ネットでも公開され、期待も大きかった演目である。 まず、やはりペトレンコの音楽に...
全ての作品の到達点は観客である―――シルヴィア・コスタ講演会「イメージの求心力:アイディアを舞台上に具現化する方法」についての”ノート”

全ての作品の到達点は観客である―――シルヴィア・コスタ講演会「イメージの求心力:アイディアを舞台上に具現化する方法」についての”ノート”

バイエルン国立歌劇場の来日公演《タンホイザー》の初日を2日後に控えた9月19日、シルヴィア・コスタ氏による講演会が、イタリア文化会館で開催された。 コスタ氏は、演出家ロメオ・カステルッチ氏の右腕として活動され、2006年...
応募締切:2017年9月30日(土)!2018年1月に島根県益田市の「グラントワ」で開催される、美しい日本の歌を深める合唱の総合イベント《グラントワ・カンタート2018》。 合唱を愛する多くの方々と一緒に、特別な時間を共有しませんか?

応募締切:2017年9月30日(土)!2018年1月に島根県益田市の「グラントワ」で開催される、美しい日本の歌を深める合唱の総合イベント《グラントワ・カンタート2018》。 合唱を愛する多くの方々と一...

2018年1月5日(金)~8日(日)の、三日間にまたがる合唱の総合イベント、《グラントワ・カンタート2018》。 1月5日は「まなぶ」レクチャー 1月6日は「あゆむ」合唱コンクールと「つなぐ」交流会 1月7日は三日間の集...
ありそうでなかった新感覚!?名作オペラ2作品を、大胆に再構築「セヴィリアの理髪師の結婚」。空白の三年間から見えてくる真実とは——。

ありそうでなかった新感覚!?名作オペラ2作品を、大胆に再構築「セヴィリアの理髪師の結婚」。空白の三年間から見えてくる真実とは——。

オペラと言えば「フィガロ」。 「フィガロ」と言えばオペラ。 ・・・というほどに、「フィガロの結婚」は、オペラの代名詞ともいうべき作品です。一方の「セヴィリアの理髪師」。こちらも、オペラファンならずとも、知らぬものとてない...
大阪のフェスティバルホールのみで上演!——―バーンスタイン『ミサ』ゲネプロより。本番は7月14日(金),15日(土)の2回、残席僅か!

大阪のフェスティバルホールのみで上演!——―バーンスタイン『ミサ』ゲネプロより。本番は7月14日(金),15日(土)の2回、残席僅か!

バーンスタイン『ミサ』、本日行われたゲネプロを観てきました。本番は明日14日(金)と15日(土)の2回、大阪のフェスティバルホールのみで上演です。チケットはかなり残り少なくなっているとのこと! 現代音楽、教会合唱音楽、ベ...
【上映会】オペラ歌手 岡村喬生三部作

【上映会】オペラ歌手 岡村喬生三部作

現在85歳で現役で国際的にご活躍されているオペラ歌手、岡村喬生さんのドキュメンタリー映画3部作の上映会が、日比谷で行われます。 岡村喬生 三部作上映会 日時:2017年7月9日(日) 10時30分~(開場は10時15分の...
一番早く夜が明けるころに見る甘美な夢。METライブビューイング2016-17のフィナーレを飾る「ばらの騎士」を、オペラ歌手・森谷真理さんのトーク付きで!

一番早く夜が明けるころに見る甘美な夢。METライブビューイング2016-17のフィナーレを飾る「ばらの騎士」を、オペラ歌手・森谷真理さんのトーク付きで!

一番早く夜が明けるころに見る甘美な夢のようなひと時。 絶対にライブビューイングで観ておいた方がいい今シーズンのラストを飾るMETのばらの騎士。 日々忙殺されていると、時にとんでもない損失を生じることがあります。今シーズン...
東京オペラ・プロデュース《ベルファゴール》

オペラで愛まSHOW!■番外編その13■香盛(こうもり)修平のたわけた一日~東京オペラ・プロデュース《ベルファゴール》2017年2月5日公演 観劇して感激レポート

連載の他に「オペラ観劇して感激した!」といった話を不定期につぶやきます。題して「香盛(こうもり)修平のたわけた一日」 東京オペラ・プロデュース《ベルファゴール》 2017年2月5日公演 観劇して感激レポート オペラ都市「...
鷲尾麻衣デビューアルバム「マイ・ワールド ―Mai World―」―――「優しさ」をテーマに、疲れている時の癒しになるような、そんなアルバムになればという願いで作りました

鷲尾麻衣デビューアルバム「マイ・ワールド ―Mai World―」―――「優しさ」をテーマに、疲れている時の癒しになるような、そんなアルバムになればという願いで作りました

オペラ、ミュージカル、オーケストラコンサートなど、多方面でご活躍の鷲尾麻衣さんのデビューアルバムが、オクタヴィアレコードから発売されました。 アルバムについてのこと、そして、鷲尾さんが歌手の道を志したきっかけや今後のご予...
「ギリギリまで自分の演奏を追い込んで。その先にあなたの表現が見えてくるでしょう。」―――ファビオ・ルイージ オペラアリア・マスタークラス

「ギリギリまで自分の演奏を追い込んで。その先にあなたの表現が見えてくるでしょう。」―――ファビオ・ルイージ オペラアリア・マスタークラス

世界でも有数のオペラ指揮者が公開でオペラアリアの歌唱を指導する機会などそうあるものではない。その指揮者がファビオ・ルイージであればなおさらだ。彼は現在チューリッヒ歌劇場の音楽総監督とメトロポリタン歌劇場の首席指揮者(今シ...
上岡敏之を音楽監督に迎え、進化を続ける新日本フィルの新シーズン。「映画で言えばハリウッドではなくヨーロッパのそれ」

上岡敏之を音楽監督に迎え、進化を続ける新日本フィルの新シーズン。「映画で言えばハリウッドではなくヨーロッパのそれ」

今シーズンから上岡敏之を音楽監督に迎えた新日本フィルハーモニー交響楽団最初のシーズンは現在も進行中だが、彼が監督に就任したことで演奏会に登場する回数も増えて、新日本フィルハーモニー交響楽団のサウンドは明らかに変化した。で...
学生券を公演当日に1,000円で販売!ますます身近に、気軽に楽しめるシリーズ―――ミューザ川崎シンフォニーホールと東京交響楽団による「名曲全集」の新シーズンが4月16日に開幕

学生券を公演当日に1,000円で販売!ますます身近に、気軽に楽しめるシリーズ―――ミューザ川崎シンフォニーホールと東京交響楽団による「名曲全集」の新シーズンが4月16日に開幕

ミューザ川崎シンフォニーホールと東京交響楽団による名物企画、「名曲全集」の新シーズンが4月16日に開幕した…と言っても閉幕が3月末のことだから、年度の変わり目以上の意味はないかもしれない。しかし今回から、学生券を公演当日...
【インタビュー】脇園彩(藤原歌劇団公演《セビリャの理髪師》ロジーナ役)―――舞台は究極のコミュニケーション。お客さんも含めて皆が一体になる。それは日常には無いものです。

【インタビュー】脇園彩(藤原歌劇団公演《セビリャの理髪師》ロジーナ役)―――舞台は究極のコミュニケーション。お客さんも含めて皆が一体になる。それは日常には無いものです。

藤原歌劇団の《セビリャの理髪師》公演で4月29日にロジーナを歌う脇園彩さん。ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルやミラノ・スカラ座にも出演している注目のメゾ・ソプラノです。帰国中の脇園さんにインタビューしました...
フェスタサマーミューザ2017―――プログラムを読み解く

フェスタサマーミューザ2017―――プログラムを読み解く

さて先日ラインナップ記者発表の模様をお伝えしたフェスタサマーミューザ2017だが、今回はそのプログラムを深く見ていこう。この”夏祭り”の中心となるのは”首都圏のオーケストラが一つの会場で連日演奏する”という、イギリスの「...
作曲家シベリウスの生涯を俯瞰する、オール・シベリウス・プログラム―――ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集第125回

作曲家シベリウスの生涯を俯瞰する、オール・シベリウス・プログラム―――ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集第125回

ミューザ川崎シンフォニーホールと東京交響楽団によるシリーズ「名曲全集」は、ホールの開館以来”名曲”の定義を毎回問い直し、その意味合いを拡大して開催されてきた。第125回は3月26日(日)に、作曲家シベリウスの生涯を俯瞰す...
首席指揮者アンドレア・バッティストーニのトークを交えた演奏会。東京フィル2016-17シーズンの締めくくり「平日午後のコンサート」

首席指揮者アンドレア・バッティストーニのトークを交えた演奏会。東京フィル2016-17シーズンの締めくくり「平日午後のコンサート」

東京フィルハーモニー交響楽団の「休日」「平日」とそれぞれ年6回ずつ開催されている「午後のコンサート」シリーズの人気の秘密は、東京フィルの充実した演奏に指揮者のトークを交えることで、より気軽にクラシック音楽に親しめるものだ...
東京二期会オペラ劇場《トスカ》―――初演時の背景、衣装を再現し、作品をローマに”還し”、ドラマも”本来の姿”に戻されたのではないか

東京二期会オペラ劇場《トスカ》―――初演時の背景、衣装を再現し、作品をローマに”還し”、ドラマも”本来の姿”に戻されたのではないか

今シーズンの「東京二期会オペラ劇場」最終作はプッチーニの代表作の一つ「トスカ」。2017年2月15日から19日まで、東京文化会館大ホールで開催された公演の最終日、19日の公演についてレポートしよう。 オペラ「トスカ」は1...
3月20日上演の白河版オペラ《魔笛》杉山洋一氏(音楽監督・編曲・指揮)へのメール・インタビュー/ストーリーを日本に移し、地元のアーティスト、子供たちなども参加する、白河文化交流館コミネス開館記念事業

3月20日上演の白河版オペラ《魔笛》杉山洋一氏(音楽監督・編曲・指揮)へのメール・インタビュー/ストーリーを日本に移し、地元のアーティスト、子供たちなども参加する、白河文化交流館コミネス開館記念事業

古代と現代が織りなす和洋融合の本格グランド・オペラ。福島県白河市に昨年11月にオープンした白河文化交流館コミネスで開館記念事業としてモーツァルト作曲《魔笛》が上演されます。《魔笛》のストーリーを日本に移した FUKUSH...
Il Trovatore by Verdi; Royal Opera House; Covent Garden; London, UK; 29 June 2016; Cast A: Željko Lučić as Count di Luna (left); Francesco Meli as Manrico; Lianna Haroutounian as Leonora; Conuctor - Gianandrea Noseda; Director - David Bösch; Set and video designer - Patrick Bannwart; Costume designer - Meentje Nielsen; Lighting designer - Olaf Winter; Photo: © ROH Photographer: CLIVE BARDA

ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン「イル・トロヴァトーレ」―――四人の歌手たちの饗宴!息つく暇もないヴェルディの名旋律の数々

「ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」の新作は、ヴェルディの傑作「イル・トロヴァトーレ」だ。デイヴィッド・ベッシュによるプロダクションの再演が、3月3日(金)から各地で順次公開される。 この有名なオペラのストーリー...
「蝶々夫人」論、演技・演出論の”ノート”―――中央大学人文科学研究所主催公開講演会「演出家・笈田ヨシ、《蝶々夫人》を語る」

「蝶々夫人」論、演技・演出論の”ノート”―――中央大学人文科学研究所主催公開講演会「演出家・笈田ヨシ、《蝶々夫人》を語る」

「全国共同制作プロジェクト」として金沢、大阪、高崎、池袋と全国四箇所五公演が開催されたプッチーニの歌劇「蝶々夫人」は、19日(日)に池袋の東京芸術劇場で千秋楽を迎えた。俳優、演出家としてフランスを中心に活躍する笈田ヨシに...
東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ第95回・プロコフィエフのカンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」———知られざる作品の真価を示す上演

東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ第95回・プロコフィエフのカンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」———知られざる作品の真価を示す上演

1月21日に東京オペラシティコンサートホールで開催された「東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ第95回」は、ロシアとソヴィエトの音楽による”物語”プログラムだった。東京交響楽団の正指揮者として長く共演を重ねる飯森範親は...
「原点回帰」。1900年1月にローマ歌劇場で行われた初演のプロダクションに遡り、作品そのものの真の姿に迫る———東京二期会オペラ劇場《トスカ》2月15日(木)に開幕

「原点回帰」。1900年1月にローマ歌劇場で行われた初演のプロダクションに遡り、作品そのものの真の姿に迫る———東京二期会オペラ劇場《トスカ》2月15日(木)に開幕

昨年来「ラ・ボエーム」、「蝶々夫人」と上演が続くプッチーニのもう一つの代表作、「トスカ」が東京二期会により上演される。2月15日(木)に開幕する今回の舞台は、意外なことに東京二期会としては1991年以来となるという。 今...
美しい舞台に粒ぞろいのキャストで最終上演!長く愛され続けてきた看板演目の見事なフィナーレ―――英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン「ホフマン物語」

美しい舞台に粒ぞろいのキャストで最終上演!長く愛され続けてきた看板演目の見事なフィナーレ―――英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン「ホフマン物語」

「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」、オペラの三作目はオッフェンバック最晩年の大作「ホフマン物語」だ。物語は、主人公の恋人が出演するオペラ「ドン・ジョヴァンニ」が引けるのを待つ酒場で、過去の愛を振り返る形で展...
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